サービス紹介

DUSTALK

ゴミくら

DUSTALK(ダストーク)とは? 許可業者への相見積もりから廃棄物管理までを担うサービスの全体像

ごみの回収を依頼したい人と、自治体の許可を持つ回収業者をつなぐ相見積もりサービスです。個人はLINEから粗大ごみの回収や部屋まるごとの片付けを依頼でき、事業者は事業ごみの定期・スポット回収に加えて、契約・請求・マニフェストといった廃棄物管理業務をひとつの画面で扱えます。運営は、廃棄物処理を1972年から手がける西原商事ホールディングス(BEETLEグループ)です。

1. DUSTALKを一言でいうと

「ごみ回収の相見積もりサービス」であり、事業者にとっては「廃棄物管理の一元化ツール」でもあるサービスです。

これまでごみの処分は、自治体の粗大ごみ受付に申し込むか、回収業者を自分で探して個別に連絡するかのどちらかでした。後者では「どの業者に頼めばよいか」「提示された金額は妥当か」「許可を持つ業者か」を、利用者が自力で判断する必要があります。

DUSTALKは、回収してほしい地域と品目を入力すると、そのエリアを対象とする登録業者から見積もりが届き、内容を見比べて依頼先を選べる仕組みです。事業者向けにはさらに、電子契約、請求、電子マニフェスト対応までが同じ画面に載ります。回収を頼む窓口であると同時に、廃棄物まわりの事務を減らす仕組み、というのがサービスの全体像です。

2. 基本情報

項目 内容
サービス名 DUSTALK(ダストーク)
サービス形態 ごみ回収の相見積もりマッチング+廃棄物管理アプリケーション
利用窓口 個人:LINE/事業者:WEBアプリ(メールアドレスでアカウント登録)
対象 個人(家庭の粗大ごみ・片付け)/事業者(事業ごみの定期・スポット回収)
登録業者 自治体の許可を受けた業者のみと案内。提案資料では4,700社超の許可業者ネットワークと記載
見積もり 無料。見積もりだけの利用も可能と案内
契約・支払い 電子契約に対応。キャッシュレス決済に対応
利用料 排出事業者側の初期費用・月額固定費・アカウント発行は0円と案内(回収料金は別途)
対応エリア 順次拡大中。行政区内でも一部地域に限られる場合あり
運営 株式会社西原商事ホールディングス(BEETLEグループ)
公式サイト https://dustalk.com/

3. 運営しているのはどんな会社か

DUSTALKを提供しているのは、福岡県北九州市に本社を置く株式会社西原商事ホールディングスです。ITベンチャーが廃棄物領域に参入したサービスではなく、収集運搬から処理・リサイクルまでを実際に手がけてきた事業者が、自らDX側に踏み出したサービスという点が特徴です。

項目 内容
会社名 株式会社西原商事ホールディングス
設立 1972年5月
本社 福岡県北九州市八幡西区陣原2-2-21
従業員数 約300名
売上高 約130億円(グループ連結)
表彰 DXセレクション2024 準グランプリ/北九州DX大賞 令和5年度 グランプリ

BEETLEグループの体制

グループは、資源物や廃棄物の収集運搬から資源化・処理、情報管理やDXソリューションまでを一貫して担う「環境トータルサポートサービス」を掲げています。

会社 役割
西原商事 車両約150台を活用し、一般廃棄物や産業廃棄物などの収集運搬
ビートルエンジニアリング 廃棄物の焼却工場、容器包装リサイクルのプラスチック中間処理工場、空容器のリサイクル工場を運営
ビートルマネージメント 廃棄物情報管理。一元管理システム等の提供

前身となる実績:bee-netX

グループは2008年から、廃棄物の排出量・回収状況・処理実績を一元管理するシステム「bee-netX」を提供しています。委託料金、契約フロー、処理業者情報、請求支払いといった商流管理に加え、再資源化率やCO2排出量の算出、処分場のオンライン視察などのデータを可視化・分析する仕組みです。

登録業者数は約4,500社(運搬業者 約2,500社/処分業者 約2,200社)、登録事業場は約22,500事業場とされ、小売・専門店チェーンを中心に導入実績があります。

DUSTALKは、この大企業向けに培われた仕組みを、中小事業者や個人でも使える形にしたサービスと位置づけると理解しやすくなります。

4. どんな課題を解決するのか

提案資料では、排出事業者が抱えやすい課題として次の4点が挙げられています(同資料では仮定として提示されているもので、実態調査の結果ではありません)。

課題 具体例
廃棄物管理が業務負担になる 紙マニフェストの記録・集計が担当者の負担になる。本業が忙しく管理まで手が回らない。突発的な廃棄や粗大ごみが出たときの依頼先がない
コストが不透明 処理費用の相場が分からない。廃棄物量を把握できずコスト分析ができない
法令対応の負荷 マニフェスト制度や保管ルールが分からない。契約書の要否や内容が分からない。行政対応に不安がある
業者選定が難しい 信頼できる業者か判断できない。見積書が適正か分からない。相見積もりが取りづらい

個人の場合も、構図は似ています。**「どこに頼むか」「いくらが妥当か」「適正に処理されるか」**という3つの不安が中心にあり、許可を持たない業者に依頼すれば、高額請求や説明のない追加費用、不法投棄といったトラブルにつながるおそれがあります。

DUSTALKは、登録を許可業者に限る/複数社の見積もりを並べる/管理業務をアプリ上に集約するという3点でこれらに対応する設計になっています。

5. 事業モデル:三者をつなぐプラットフォーム

DUSTALK自身が回収トラックを走らせるわけではありません。排出者と回収業者の間に立ち、マッチング・契約・決済・記録を担うのが役割です。事業者向けの流れは次のようになります。

このモデルの要点は、回収業者側にもメリットがあることです。加盟業者向けには、日々の収集数量の報告機能や、報告データにもとづく請求書の自動作成機能が提供されています。手作業やExcelで管理されがちだった現場業務の負担を軽くすることで登録業者を増やし、排出者側の選択肢を広げる——という循環を狙った設計といえます。なお排出事業者側が無料で使えるのは、回収業者側が月額のシステム利用料を負担する構造によるものと案内されています。

6. 2つのサービスライン

① 個人向け:粗大ごみ回収・部屋まるごと片付け

区分 内容
粗大ごみ回収 家庭で不要になった電化製品、家具・雑貨、楽器などの回収
部屋まるごと片付け 倉庫、物置、実家、事務所、一軒家、オフィス、テナント、空き家の片付け。遺品整理・生前整理、引越し時の片付けなど
窓口 LINEで友だち登録し、見積もり・依頼・支払いまで完結
向いている場面 大型・重量物で搬出も相談したい、量が多い、日程を調整したい、まとめて依頼したい

② 事業者向け:事業ごみの定期・スポット回収+管理機能

区分 内容
定期回収 継続的に発生する事業ごみを、決まった頻度で回収。公式発表ではサブスクリプション型として説明
スポット回収 必要なときだけ依頼する単発の回収
想定業種 飲食店、小売店、オフィス、美容室、クリニックなど
特徴 品目ごとに業者を選べる。24時間受付。電子契約・電子決済に対応

事業ごみは、家庭ごみとして自治体の収集に出すことができません。排出事業者が自ら適正に処理する責任を負うため、依頼先が許可業者かどうかは、個人の場合以上に重要になります。

7. 事業者向けの4つの管理機能

DUSTALKが単なる依頼窓口と異なるのは、この部分です。提案資料では、機能が次の4領域に整理されています。

領域 できること
排出量管理 店舗ごとの回収実績を品目別にリアルタイムに集計。依頼機能・依頼管理
契約管理 許可業者ネットワークからの自動相見積り。電子契約の自動化、契約書・許可証・単価履歴の一元管理
コスト管理 請求書・支払・単価ベンチマークを集約。数量管理・請求管理
法令対応 電子マニフェスト対応、CO2排出量の可視化、行政報告の出力

多店舗展開している事業者ほど、店舗ごとにバラバラだった契約・単価・排出量が横並びで見えるようになる意味は大きくなります。「回収を頼む」だけでなく「頼んだ結果を管理する」ところまでが提案範囲である点が、他の不用品回収サービスとの違いです。

8. 相見積もりで実際にどれだけ差が出るのか

提案資料では、同一条件でも業者によって見積額に差が出た事例が2件示されています。

事例1:麻辣湯麺店(週2回回収/1回あたり3袋排出)

見積業者 月額(税込)
A社 30,800円
B社 8,800円
C社 13,200円

事例2:個人カフェ店(週1回回収/1回あたり1袋排出)

見積業者 月額(税込)
A社 4,400円
B社 12,100円
C社 3,080円
D社 4,950円

読み取り方には注意が必要です。いずれも最高値と最安値を比べた場合の差であり、すべての利用者にこの幅の削減が生じることを示すものではありません。ただ、同じ条件・同じエリアでも業者によって見積額が数倍になり得るという事実は、相見積もりを取る意味を端的に示しています。1社だけに問い合わせていた場合、その金額が高いのか安いのかを判断する材料がそもそもありません。

9. 費用の考え方

排出事業者側の利用料は0円と案内されています。初期費用、月額固定費、その他諸経費、アカウント発行のいずれも無料で、店舗数の増減にも柔軟に対応できるとされています。前述のとおり、これは回収業者側がシステム利用料を負担する構造によるものです。

ただし、次の点は理解しておく必要があります。

  • 0円なのはシステムの利用料であり、回収そのものの料金は別途発生します。
  • 市町村・行政の粗大ごみ回収を利用したほうが、料金を抑えられる場合があります。 急ぎでない少量の粗大ごみで、自治体の受付対象・申込条件に合うなら、そちらを検討する価値があります。
  • ごみの種類・量が見積もり時と異なる場合や、回収業者が必要と判断した場合には、追加料金が発生する可能性があります。 片付けでは当日に荷物が増えることも珍しくないため、写真を添えるなどして量の見当を共有しておくと想定外を避けやすくなります。
  • 料金・支払い・キャンセルの条件は変更されることがあります。 申し込みの直前に公式案内と見積もり内容で確認してください。

10. 利用の流れ

個人(LINE)

  1. LINEで友だち登録(アプリ登録) — 専用アプリのインストールは不要
  2. 見積もりを依頼 — 対応地域と回収品目を入力し、届いた見積もりを比較
  3. 支払い — 条件に納得できる業者を選んで手続き
  4. 指定日時に回収

事業者(WEBアプリ)

  1. アカウント登録 — メールアドレスで無料登録(数分)
  2. 見積り依頼 — 種別・数量をフォームで送信
  3. 業者選定 — 提案業者を比較し、プランを選択
  4. 契約書合意 — 電子契約で締結
  5. 回収開始 — 指定日に回収開始。管理画面で進捗を確認

届く見積もりの数や内容は、地域・品目によって変わります。依頼内容はできるだけ具体的に伝えておくと、比較がしやすくなります。

11. 「許可業者のみ」という仕組み

DUSTALKの公式案内では、登録対象を自治体の許可を受けた業者のみとしています。

対象 必要とされる許可
家庭向けの回収 一般廃棄物収集運搬業許可
事業者向けの回収 一般廃棄物収集運搬業許可+産業廃棄物収集運搬業許可

押さえておきたいのは、許可を出しているのは自治体であり、DUSTALKではないという点です。DUSTALKが果たしているのは、許可を持つ業者に登録を限定することで、利用者が一件ずつ許可の有無を確かめる手間を減らす役割であり、処理の適正さそのものを保証する仕組みではありません。

12. 対応範囲と、対応できないもの

主な対応品目の例 家電、家具・雑貨、楽器などの粗大ごみ/倉庫・物置・実家・事務所・一軒家・オフィス・テナント・空き家の片付け/遺品整理・生前整理/引越し時の片付け/事業活動で発生する一般廃棄物(可燃・不燃・資源など)

主な非対応の例 医療用品、機密書類、取り付けたままの家電、バイク、ボート、感染のおそれがあるもの、消火器、LPガスボンベなど

上記はいずれも例示です。細かな可否は地域・回収業者・品目の状態によって変わるため、判断に迷うものがある場合は、見積もりの段階で品名・数量・状態を具体的に伝えておくと確実です。

13. 参照リンク

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執筆者
西原商事ホールディングス
西原商事ホールディングス
広報部
廃棄物処理・リサイクル事業を通じて、地域の暮らしと環境を支えてきた西原商事ホールディングスの広報部門。 現場で積み重ねてきた知識と経験を活かし、毎日のゴミ捨てから暮らしの見直しまで、身近で役立つ情報をお届けします。
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