自治体許可を受けた業者のみ登録しているので、はじめての方も安心してご利用いただけます。
初期費用・月額0円で導入できます。
監修者

名前 / Name
西原 明宏(ニシハラ アキヒロ)
実績 / Achievements
廃棄物処理・資源物リサイクル事業を手がけ株式会社西原商事ホールディングス専務取締役
古紙・廃プラスチック・家電リサイクルなど多岐にわたる廃棄物処理の現場で培った知見をもとに、本メディアの監修を担当。
「ごみをやさしく、正しく、心地よく」扱うことが豊かな暮らしにつながるという信念のもと、生活者に役立つ情報の発信を支えている。
監修者

名前 / Name
西原 明宏(ニシハラ アキヒロ)
実績 / Achievements
廃棄物処理・資源物リサイクル事業を手がけ株式会社西原商事ホールディングス専務取締役
古紙・廃プラスチック・家電リサイクルなど多岐にわたる廃棄物処理の現場で培った知見をもとに、本メディアの監修を担当。
「ごみをやさしく、正しく、心地よく」扱うことが豊かな暮らしにつながるという信念のもと、生活者に役立つ情報の発信を支えている。
吸水力が落ちた、ひびが入ったなどの理由で珪藻土マットを買い替えるとき、「何ごみに出せばいい?」「割って小さくしてもいいの?」と迷う方は多いのではないでしょうか。珪藻土マットは素材やサイズで出し方が変わるうえ、一部の製品では石綿(アスベスト)が含まれていたことがわかっており、捨てる前の確認が大切です。本記事では、ごみの区分から正しい捨て方の手順、アスベスト含有製品の確認方法まで解説します。
珪藻土マットの出し方は、素材とサイズ、そしてお住まいの自治体の分別ルールによって決まります。まずはマットの種類を確認し、どの区分になりそうかを把握しておきましょう。
| マットの種類・状態 | 主な区分の目安 | 確認したいこと |
| 固形の珪藻土マット(一般的なサイズ) | 燃えないごみ・不燃ごみ・陶器類など | 自治体の分別区分 |
| 大判の固形マット | 粗大ごみ | 自治体のサイズ基準 |
| ソフトタイプ(布・樹脂製) | 可燃ごみなど | 品質表示の素材 |
| 石綿含有の可能性が公表された製品 | ごみに出さない | 販売者の回収方法 |
※区分は自治体によって異なります。お住まいの自治体の分別ルールをご確認ください。
珪藻土は、植物プランクトンの一種である珪藻の殻が海や湖の底に堆積してできた土で、主成分は二酸化ケイ素です。燃える素材ではないため、板状に固めた珪藻土マットは「燃えないごみ」「不燃ごみ」「陶器・ガラス類」などに分類する自治体が多くあります。ただし、区分の名称や出し方は自治体によって異なるため、お住まいの自治体の分別ルールをご確認ください。
一般的なバスマットサイズの珪藻土マットは、燃えないごみとして出せることが多いものの、大判のものは自治体が定める大きさの基準を超え、粗大ごみに該当する場合があります。指定ごみ袋に入らないサイズの場合は、自治体の粗大ごみの基準を確認しておきましょう。
布製のマットに珪藻土を練り込んだり、樹脂と組み合わせたりした「ソフトタイプ」の珪藻土マットもあります。これらは布やプラスチックが主な素材となるため、固形タイプとは異なり、可燃ごみなど別の区分になることがあります。パッケージや品質表示で素材を確認してから分別しましょう。
珪藻土マットを捨てる前に、ぜひ確認しておきたいのがアスベスト(石綿)の含有の有無です。過去に一部の製品で問題が見つかった経緯と、対象製品を持っている場合の対応を解説します。
石綿をその重量の0.1%を超えて含む製品は、労働安全衛生法に基づき製造・輸入・譲渡・提供・使用が禁止されています。しかし、国内のメーカーが製造・販売した珪藻土バスマットやコースターなどで0.1%を超える石綿が見つかったことをきっかけに、大手ホームセンターなどが販売した珪藻土製品にも同様に石綿が含まれていたことが判明しました。
(出典:厚生労働省「石綿障害予防規則及び厚生労働省の所管する法令の規定に基づく民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する省令の一部を改正する省令等概要」 https://www.mhlw.go.jp/content/000781732.pdf )
石綿含有の可能性があると公表された製品は、販売者などが回収を行っています。厚生労働省は、該当製品をごみとして廃棄したり、販売者の指定以外の方法で返送したりしないよう呼びかけています。手元の珪藻土マットが対象かどうかは、厚生労働省や販売者が公表している製品情報で確認できます。数年以上前に購入した製品など、心当たりがある場合は一度チェックしておきましょう。
(出典:厚生労働省「石綿(アスベスト)含有品の流通と販売者による回収について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15629.html )
厚生労働省によると、固形のバスマットやコースターは、通常の使い方をしている限り石綿が飛散するおそれはなく、健康上の問題を生じさせるおそれはないとされています。一方で、削ったり割ったりすると飛散するおそれがあるため、対象製品や含有の有無がわからない製品は、紙やすりで削る、割って小さくするといった行為は避けてください。
(出典:厚生労働省「石綿(アスベスト)含有品の流通と販売者による回収について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15629.html )
こうした事案を受けて、令和3年には石綿障害予防規則などが改正され、珪藻土を主な材料とするバスマットやコースター、なべ敷きなどの板状製品を輸入する際には、石綿を0.1%を超えて含まないことを明らかにする書面を確認することなどが求められるようになりました。制度が整えられたことで、現在販売されている製品はより安心して使える環境になっています。
(出典:厚生労働省告示「石綿障害予防規則第四十六条の二第一項の規定に基づき厚生労働大臣が定める製品及び厚生労働大臣が定める者」
https://www.mhlw.go.jp/content/000781440.pdf )
アスベスト含有製品に該当しないことを確認できたら、いよいよ処分です。自治体の収集に出す場合の手順と、割れないように出すためのポイントを紹介します。
| 状況 | おすすめの対応 |
| 割れていない | 新聞紙などで包み、自治体の区分に従って出す |
| 割れてしまった | 軍手をはめ、湿らせたペーパーで静かに集めて包む |
| 含有の有無がわからない | 削ったり割ったりせず、販売者や自治体に確認する |
| ほかの不用品もまとめて処分したい | 許可を持つ回収サービスに相談する |
まず、お住まいの自治体のごみ分別ルールで、珪藻土マットがどの区分に当たるかを確認します。燃えないごみの場合は、指定の袋に入れて決められた収集日に出します。粗大ごみに該当する場合は、事前に申し込みを行い、処理券を購入して貼り付けたうえで指定日に出します。いずれも、収集日や出し方のルールを守ることが大切です。
珪藻土マットは衝撃で割れやすく、割れた破片は収集作業員のけがや袋破れの原因にもなります。捨てる際は、新聞紙や使わなくなったタオルで全体を包み、ビニール袋に入れてからごみ袋に入れると安心です。袋の表面に「割れ物」「珪藻土マット」などと書いておくと、収集時の事故防止につながります。
すでに割れてしまった場合は、破片で手を切らないよう軍手をはめ、細かい破片やほこりが舞わないように静かに集めます。掃除機で吸い取るのではなく、湿らせたペーパーなどで拭き取るようにすると粉じんが広がりにくくなります。集めた破片は新聞紙などで包んで袋に入れ、自治体のルールに従って出しましょう。含有の有無がわからない製品が割れた場合は、自治体の窓口に出し方を相談すると安心です。
引っ越しや大掃除で、珪藻土マットと一緒に家具や家電、そのほかの不用品も処分したいときは、回収サービスを利用すると便利です。収集日や品目ごとの分別を気にせず、まとめて自宅から引き取ってもらえるため、片付けにかかる時間と手間を大きく減らせます。
珪藻土マットは、状態によってはお手入れで使い心地が戻ることもあります。捨てる前に試せることと、買い替えの際に確認したいポイントを紹介します。
吸水力が落ちる主な原因は、表面の汚れや皮脂による目詰まりです。アスベスト含有製品に該当しないことが確認できている場合は、メーカーの取扱説明書に沿って、目の細かい紙やすりで表面を軽く削ると吸水力が回復することがあります。作業は屋外やベランダで行い、削りかすは湿らせた布で拭き取りましょう。日頃から風通しの良い場所で立てかけて乾かすことも、長持ちの秘訣です。
新しい珪藻土マットを選ぶ際は、パッケージや販売ページで製品の素材や取り扱い上の注意を確認しておくと安心です。浴室の広さに合ったサイズか、裏面に滑り止めが付いているか、お手入れ方法がわかりやすいかといった点もチェックしましょう。固形タイプかソフトタイプかによって、将来の捨て方も変わることを覚えておくと処分時に迷いません。
日用品を長く大切に使い、不要になったものは正しく分別して手放すことは、ごみの減量と資源の有効活用につながります。環境省の調査によると、令和6年度の全国の1人1日当たりのごみ排出量は839グラムでした。珪藻土マットの処分をきっかけに、身の回りのものの捨て方を見直してみるのもおすすめです。
(出典:環境省「一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和6年度)について」 https://www.env.go.jp/press/press_03502.html )
「収集日まで保管しておくのが面倒」「引っ越しや大掃除で、ほかにも処分したいものがある」という方は、まとめて回収を任せるのがおすすめです。
DUSTALK(ダストーク)は、自治体の許可を持つ業者によるゴミ回収サービスです。LINE公式アカウントにご登録いただくと、スマホから気軽に回収のご相談ができます。
固形の珪藻土マットは燃えない素材のため、燃えないごみや不燃ごみなどに分類する自治体が多くあります。布製のソフトタイプは可燃ごみになる場合もあるため、素材と自治体のルールを確認しましょう。
割ると破片でけがをするおそれがあるほか、アスベスト含有製品の場合は石綿が飛散するおそれがあります。割らずにそのまま新聞紙などで包み、自治体のルールに従って出すのが安全です。
厚生労働省や販売者が、石綿含有の可能性がある製品の情報を公表しています。購入した店舗や製品名を手がかりに、公表情報と照らし合わせて確認しましょう。判断がつかない場合は販売者に問い合わせるのが確実です。
自治体のごみとして捨てず、販売者などが案内している回収方法に従ってください。回収までは削ったり割ったりせず、ビニール袋に入れて保管しておくと安心です。
回収サービスを利用すれば、珪藻土マットと家具・家電などの不用品をまとめて回収してもらえます。収集日や品目ごとの手続きを気にせず、一度で片付けられるのがメリットです。
固形の珪藻土マットは燃えないごみに分類されることが多く、大判のものは粗大ごみになる場合があります。捨てる前には、厚生労働省や販売者が公表している情報でアスベスト含有製品に該当しないかを確認し、該当する場合は販売者の回収に従いましょう。処分の際は割らずに新聞紙などで包んで出すのが安全です。ほかの不用品とまとめて片付けたいときは、許可を持つ回収サービスを利用するのも一つの方法です。