不用品

プリンターとインクカートリッジ、それぞれの正しい処分方法

プリンター 処分
ゴミくら

監修者

名前 / Name  
西原 明宏(ニシハラ アキヒロ)

実績 / Achievements
廃棄物処理・資源物リサイクル事業を手がけ株式会社西原商事ホールディングス専務取締役

古紙・廃プラスチック・家電リサイクルなど多岐にわたる廃棄物処理の現場で培った知見をもとに、本メディアの監修を担当。

「ごみをやさしく、正しく、心地よく」扱うことが豊かな暮らしにつながるという信念のもと、生活者に役立つ情報の発信を支えている。

監修者

名前 / Name  
西原 明宏(ニシハラ アキヒロ)

実績 / Achievements
廃棄物処理・資源物リサイクル事業を手がけ株式会社西原商事ホールディングス専務取締役

古紙・廃プラスチック・家電リサイクルなど多岐にわたる廃棄物処理の現場で培った知見をもとに、本メディアの監修を担当。

「ごみをやさしく、正しく、心地よく」扱うことが豊かな暮らしにつながるという信念のもと、生活者に役立つ情報の発信を支えている。

古くなったプリンターを前に、「何ごみに出せばいいの?」「インクはどうすればいい?」と迷っていませんか。プリンターは、本体のタイプとインクカートリッジという2つのパーツを分けて考えると、処分の見通しが立てやすくなります。本記事では、タイプ別の分類から本体・カートリッジそれぞれの処分方法までをまとめて解説します。読み終える頃には、あなたに合った手放し方がきっと見つかるはずです。

目次
  1. プリンターのタイプで変わる処分の考え方
  2. プリンターは「小型家電リサイクル法」の対象品目
  3. インクカートリッジ・トナーの正しい処分方法
  4. 本体を手放す4つの方法
  5. 処分するときの注意点
  6. DUSTALKならプリンターも他の不用品とまとめて処分を相談できます
  7. プリンター処分に関するよくある質問
  8. プリンターの処分に関するまとめ

プリンターのタイプで変わる処分の考え方

まずはお手持ちのプリンターがどのタイプかを確認しておきましょう。タイプによって、選べる処分方法や区分が変わってきます。

コンパクトなインクジェットプリンター

家庭用として最も普及している卓上サイズのインクジェットプリンターは、比較的コンパクトなため、多くの自治体で不燃ごみや小型家電として出すことができます。家電量販店の回収ボックスに収まるサイズであることも多く、複数の処分ルートから選びやすいのが特徴です。

大型の複合機(コピー・スキャン・FAX機能付き)

コピーやスキャン、FAX機能を備えた複合機は、サイズが大きくなるため粗大ごみとして扱われることが一般的です。小型家電の回収ボックスには入らないことが多いため、自治体の粗大ごみ収集や不用品回収サービスの利用を検討しましょう。

レーザープリンター

トナーを使用するレーザープリンターは、インクジェットに比べて本体が重い傾向があります。処分方法自体はインクジェットと大きく変わりませんが、重量がある分、搬出の負担も考慮して処分方法を選ぶとよいでしょう。

タイプ別・処分ポイント比較表

タイプ サイズ・重量 向いている処分方法
インクジェットプリンター(卓上型) コンパクト 回収ボックス/不燃ごみ・小型家電
複合機(コピー・スキャン・FAX付き) 大型 粗大ごみ/不用品回収サービス
レーザープリンター やや重量あり 不燃ごみ・小型家電/不用品回収サービス

プリンターは「小型家電リサイクル法」の対象品目

タイプにかかわらず、プリンターは法律上どのように位置づけられているのか押さえておきましょう。

法律の概要

プリンターは、テレビやエアコンなど家電4品目を対象とする「家電リサイクル法」ではなく、それ以外の小型家電を対象とする「小型家電リサイクル法」の対象品目に含まれています。この法律は、金・銀・銅などの有用な金属を含む小型家電を適正に回収・再資源化するために、2013年4月から施行されました(出典:政府広報オンライン「使用済み小型家電のリサイクル」)。プリンターも「プリンターその他の印刷装置」として対象品目に指定されています(出典:環境省「小型家電リサイクル法~法律の概要・関係法令~」)。

小型家電の回収は目標の6割程度にとどまる

環境省・経済産業省は、小型家電の年間回収量目標を14万トンと定めていますが、令和5年度の実績は8.6万トンにとどまり、目標を5.4万トン下回っています(出典:環境省「小型家電リサイクル制度の評価・検討について」)。プリンターのように内部に多くの金属部品を含む製品も、正しいルートで手放すことで再資源化につながります。

インクカートリッジ・トナーの正しい処分方法

本体とは別に、忘れずに考えておきたいのがカートリッジの扱いです。

メーカーの公式回収サービスを利用する

主要なプリンターメーカーは、使用済み純正カートリッジの回収サービスを提供しています。たとえばセイコーエプソン株式会社は、店頭の回収ポストや宅配での引取回収サービスを通じて、使用済みカートリッジを分解・再資源化する取り組みを行っています(出典:エプソン「カートリッジ回収・再資源化」)。複数のプリンターメーカーが共同運営する回収ボックスが、全国の郵便局や自治体施設に設置されているケースもあります。純正品以外のリサイクルカートリッジや詰め替えインクを使用していた場合は、メーカー回収の対象外となることがあるため、購入時のパッケージなどで純正品かどうか確認しておくとよいでしょう。

自治体のルールに従って処分する

メーカー回収を利用しない場合は、お住まいの自治体のごみ分別ルールに従って処分することも可能です。燃えるごみ・不燃ごみ・プラスチックごみなど区分は自治体によって異なるため、事前にホームページで確認しておきましょう。

本体を手放す4つの方法

タイプとカートリッジの扱いを確認したら、本体の処分方法を選びましょう。

① 家電量販店の回収ボックスに入れる

コンパクトなインクジェットプリンターなど、ボックスに収まるサイズであれば投函するだけで手続きが完了します。ただしボックスにはサイズ制限があるため、大型の複合機などは入らない場合があります。

② 自治体の粗大ごみ・小型家電回収を利用する

小型のものは小型家電回収、大型の複合機は粗大ごみとして、自治体のルールに沿って処分します。お住まいの自治体のホームページで、対象区分と手続き方法を確認しておきましょう。

③ 買い替え時にメーカー・販売店の下取りを利用する

新しいプリンターへの買い替えを予定している場合は、購入店舗やメーカーの下取り・回収サービスを利用すると効率的です。新しい商品の配送と同時に古いプリンターを引き取ってもらえることもあり、手間を最小限にできます。

④ 不用品回収サービスに依頼する

「他の不用品と一緒にまとめて処分したい」「すぐに手放したい」という場合には、不用品回収サービスの利用も選択肢のひとつです。大型の複合機やレーザープリンターなど、重量のあるものの搬出にも対応してもらいやすいのがメリットです。

処分方法の比較表

処分方法 費用 手間 対応できるサイズ
家電量販店の回収ボックス 無料 少ない 小型のみ
自治体の粗大ごみ・小型家電回収 無料〜有料 申し込みが必要な場合あり 小型〜大型
買い替え時の下取り 無料〜還元あり 少ない 小型〜大型
不用品回収サービス 有料 少ない(搬出不要) 小型〜大型

処分するときの注意点

内部に保存されたデータを消去する

複合機やネットワーク接続機能付きのプリンターは、印刷履歴やスキャンデータ、Wi-Fi接続設定などが本体に保存されていることがあります。処分前には設定メニューから初期化を行い、保存されているデータを消去しておきましょう。手順は機種によって異なるため、取扱説明書やメーカーのサポートページで確認するのが確実です。

無許可の回収業者に注意する

一般家庭から廃棄物を有料で収集・運搬するには、廃棄物処理法にもとづく許可が必要です(根拠:e-Gov法令検索「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」第七条)。無許可の業者に依頼すると、高額請求や不適正な処理につながるおそれがあります。実際に、国民生活センターに寄せられた不用品回収サービスに関する相談件数は、2018年度の1,354件から2021年度には2,231件へと増加しています(出典:独立行政法人国民生活センター「不用品回収サービスのトラブル」)。依頼先を選ぶ際は、許可を持つ事業者かどうかを事前に確認することが、安心して処分するための一番の近道です。

DUSTALKならプリンターも他の不用品とまとめて処分を相談できます

DUSTALKは、古紙・缶・ペットボトル・廃プラスチック・小型家電など幅広い品目に対応する回収サービスです。プリンター本体はもちろん、他のオフィス用品や家電とまとめての回収もご相談いただけます。少量からでも気軽にお問い合わせいただけます。

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プリンター処分に関するよくある質問

Q. プリンターは何ごみに出せばいいですか?

タイプやサイズによって異なります。小型のものは不燃ごみや小型家電として、大型の複合機は粗大ごみとして扱われることが多いため、お住まいの自治体のルールを確認しましょう。

Q. インクが残ったままでも処分できますか?

多くのメーカー回収サービスや回収ボックスでは、インクが残った状態のカートリッジも回収対象です。ただし著しい破損や改造品は対象外となる場合があるため、事前に案内を確認しておきましょう。

Q. 壊れて動かないプリンターでも処分できますか?

故障している状態でも、多くの回収ルートで受け付けてもらえます。ただし内部データが消去できない場合もあるため、心配な場合は依頼先にデータの取り扱いについて確認しておくと安心です。

Q. 事業所で使っていたプリンターも同じように処分できますか?

事業活動にともなって排出されたプリンターは、産業廃棄物として扱われる場合があります。家庭ごみや小型家電回収ボックスの対象外となることが多いため、許可を持つ産業廃棄物処理業者への相談が必要です。

Q. インクカートリッジだけを大量に処分したいのですが、どうすればいいですか?

自宅で使い切ったカートリッジをまとめて保管している場合も、メーカーの回収サービスであれば複数個まとめて申し込めることが多くあります。宅配での回収に対応しているメーカーもあるため、公式サイトで手順を確認しましょう。

プリンターの処分に関するまとめ

プリンターは本体のタイプとインクカートリッジ、2つを分けて考えることが正しく手放すためのポイントです。データの消去や分別を済ませたうえで、自治体のルールや信頼できる回収先を選べば、安心して手放せます。正しい知識を身につけて、すっきりとプリンターを片付けましょう。

執筆者
西原商事ホールディングス
西原商事ホールディングス
広報部
廃棄物処理・リサイクル事業を通じて、地域の暮らしと環境を支えてきた西原商事ホールディングスの広報部門。 現場で積み重ねてきた知識と経験を活かし、毎日のゴミ捨てから暮らしの見直しまで、身近で役立つ情報をお届けします。
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