自治体許可を受けた業者のみ登録しているので、はじめての方も安心してご利用いただけます。
初期費用・月額0円で導入できます。
監修者

名前 / Name
西原 明宏(ニシハラ アキヒロ)
実績 / Achievements
廃棄物処理・資源物リサイクル事業を手がけ株式会社西原商事ホールディングス専務取締役
古紙・廃プラスチック・家電リサイクルなど多岐にわたる廃棄物処理の現場で培った知見をもとに、本メディアの監修を担当。
「ごみをやさしく、正しく、心地よく」扱うことが豊かな暮らしにつながるという信念のもと、生活者に役立つ情報の発信を支えている。
監修者

名前 / Name
西原 明宏(ニシハラ アキヒロ)
実績 / Achievements
廃棄物処理・資源物リサイクル事業を手がけ株式会社西原商事ホールディングス専務取締役
古紙・廃プラスチック・家電リサイクルなど多岐にわたる廃棄物処理の現場で培った知見をもとに、本メディアの監修を担当。
「ごみをやさしく、正しく、心地よく」扱うことが豊かな暮らしにつながるという信念のもと、生活者に役立つ情報の発信を支えている。
ペットボトルや食品トレーなど、身近なプラスチック製品はどのようにリサイクルされているのでしょうか。実はリサイクルの方法にはいくつかの種類があり、正しく分別することがリサイクル率を高める鍵になります。本記事では、プラスチックリサイクルの仕組みと、家庭・事業者それぞれが取り組めることを解説します。
まずは、プラスチックがどのような方法でリサイクルされているのか、基本を確認しておきましょう。
マテリアルリサイクルとは、使用済みのプラスチックを溶かすなどして、新たなプラスチック製品の原料として再利用する方法です。ペットボトルを衣類や別の容器に作り変える取り組みなどが代表例です。
ケミカルリサイクルとは、プラスチックを化学的に分解し、原料や別の化学製品として再生する方法です。マテリアルリサイクルでは対応が難しい、汚れや複合素材を含むプラスチックにも活用できる点が特徴です。
サーマルリサイクルとは、プラスチックを燃やす際に発生する熱エネルギーを、発電や温水として回収・利用する方法です。日本ではリサイクルの中でもサーマルリサイクルが大きな割合を占めています。
それぞれの特徴を比較表で整理してみましょう。
| 比較項目 | マテリアルリサイクル | ケミカルリサイクル | サーマルリサイクル |
| 仕組み | 溶かして新たな製品の原料にする | 化学的に分解し原料等に再生する | 燃やして熱エネルギーを回収する |
| 対応できる素材 | 比較的きれいで単一素材のもの | 汚れや複合素材を含むものにも対応可 | 素材を問わず幅広く対応可 |
| 特徴 | 資源として繰り返し活用しやすい | 高度な設備が必要になることが多い | 熱回収により発電・温水利用ができる |
日本では、廃プラスチックの多くがいずれかの方法でリサイクル・熱回収されています。2023年の廃プラスチック総排出量は769万トンで、有効利用率は89%と報告されています(出典:プラスチック循環利用協会「プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況(マテリアルフロー図)」)。有効利用の内訳としてはサーマルリサイクルの割合が大きく、マテリアルリサイクル・ケミカルリサイクルをさらに広げていくことが今後の課題とされています。
プラスチックのリサイクルを後押しする法律として、2022年に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されました。
同法では、3R+Renewable(リデュース・リユース・リサイクルと再生可能資源への転換)を基本原則として、プラスチック製品の設計から廃棄までの各段階で、事業者に環境配慮への取り組みが求められています。ワンウェイプラスチック(使い捨てプラスチック製品)の使用量削減も、事業者に求められる対応の一つです。
家庭から出るプラスチックごみも、自治体のルールに従って正しく分別することがリサイクルの前提になります。汚れの付いたままの容器はリサイクルの妨げになることがあるため、簡単にすすいでから資源ごみとして出すことが推奨されています。
プラスチックリサイクルの効果を高めるためには、排出する側の分別が欠かせません。
食品トレーや容器に汚れが残ったままだと、リサイクルの工程で異物として扱われ、リサイクルの品質低下につながることがあります。軽くすすいでから資源ごみに出すことを心がけましょう。
プラスチックごみの分別区分は自治体によって異なります。事業者から出るプラスチックごみは、産業廃棄物として扱われる場合もあるため、委託している回収業者のルールにあわせて分別することが大切です。
DUSTALKは、廃プラスチックをはじめ、古紙・缶・ペットボトルなど幅広い品目に対応する回収サービスです。事業活動で出るプラスチックごみを正しく分別し、資源として活かしていきたいという方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
最後に、プラスチックリサイクルについてよくいただく質問をまとめました。
一概にどちらが優れているとは言えません。素材の状態や用途に応じて使い分けられており、汚れや複合素材を含むものはケミカルリサイクルが向いている場合があります。
日本では熱エネルギーの回収・利用として、有効利用の一種に位置づけられています。ただし、素材そのものを再生するマテリアルリサイクル・ケミカルリサイクルとは仕組みが異なります。
軽くすすいでから資源ごみとして出すのが基本です。汚れが落ちにくい場合は、自治体のルールに従って可燃ごみとして処分することもあります。
はい、事業者が使い捨てプラスチックの提供方法を見直すことで、消費者が受け取る製品や容器にも変化が生じます。家庭での分別も、この法律の趣旨に沿った取り組みの一つです。
産業廃棄物の収集運搬許可を持つ業者であれば、排出量や素材に応じたリサイクル方法を相談できます。まずは排出しているプラスチックごみの種類を整理してみましょう。
プラスチックのリサイクルには、原料として再利用する「マテリアルリサイクル」、化学的に分解して再生する「ケミカルリサイクル」、熱エネルギーとして回収する「サーマルリサイクル」という3つの方法があり、素材の状態や用途によって使い分けられています。日本の廃プラスチック有効利用率は約9割にのぼる一方、サーマルリサイクルの割合が大きく、マテリアル・ケミカルリサイクルをさらに広げていくことが今後の課題です。2022年に施行された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」により、事業者にはワンウェイプラスチックの使用量削減など、設計から廃棄までの各段階での取り組みが求められるようになりました。家庭でも事業者でも、汚れを落としてから正しく分別することが、リサイクルの品質を左右する重要なポイントです。